狂犬病ワクチン接種をお勧めする渡航先
本年5月22日に日本国内で14年ぶりに狂犬病の発症者(フィリピンからの渡航者)が確認され、その後6月に死亡しましたが、開発途上国では、毎年数万人の方が動物に咬まれて狂犬病を発症しています。狂犬病ウィルス感染は、致死率が非常に高く、特に、中国、東南アジア、南西アジア、中近東、アフリカ、中南米に渡航される方は、狂犬病ワクチン接種を強くお勧めします。(現在、WHOから狂犬病の危険性の無いとされているのは、日本、オーストラリア、ニュージーランド、英国、アイルランド、北欧諸国など一部の国のみです。)尚、当院には、狂犬病ワクチンが常備されています。